壁面緑化のやり方と植物の種類
壁面緑化は建物の壁面に葉やつたを這わせることですが、実際には壁にネットやワイヤーを設置して、植物をからみやすくして壁面を覆うようコントロールします。壁面緑化を行う主な方法は、地面に植物を植え、成長して上に伸びることで壁を覆うようにすることです。もう一つの方法は、屋上などにプランターを置き、植物を植えて下に垂れさがるようにするものです。また、大型の建物で壁面緑化を行う場合は、パネル型に入れた植物をはめ込むため、パネルを取り付ける下地金物を設置する方法が取られます。
壁面緑化に適している植物はツル植物です。壁面を飾る植物であるため、色が美しいナツヅタやヘデラなどがよく用いられます。建物全体ではなく、低い部分だけを覆うのであれば、朝顔やヘチマなどが適しています。さらに、きゅうりやミニトマト・ゴーヤなどの野菜やパッションフルーツを植えると、食べる楽しみもあるのでお世話が楽しくなることでしょう。
壁面緑化のメリット・デメリット
壁面緑化のメリットは、紫外線や雨風から建物を守ることができる点にあります。そのためには植物で壁面を傷めないよう、ネットやワイヤーなどをきちんと張ることがポイントとなります。また、最近では地球温暖化の影響で、夏場の気温が高く、電気代などがかさむ傾向にありますが、壁面緑化をすることで節約効果が期待できます。対してデメリットは、生き物を扱うため、水やりや落ち葉の清掃など、定期的なメンテナンスが必要になることです。管理が行き届かないと隣近所の方に迷惑をかけることにつながるため、近隣の方の心情に配慮することも大切です。
壁面緑化にはつる植物がよく使われています。ビルの壁面をつる植物で覆い隠す事で、建物内の温度上昇が抑制でき光熱費の節約に繋がります。